倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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倒産、破産に至る過程での「奥様・ご家族のケア」の大切さ② ~当ブログの意義~

こちらは 

上記ブログ記事からの続きです。

当ブログの意義

当ブログは、倒産危機に面している経営者の方、そしてそのような経営者の奥様、両方の方に読んで頂いております。実際に、日々、様々な方からのお問合せや質問、相談などが寄せられております。

「ご夫婦」というキーワードで考えた場合、なかなか旦那様から奥様へ十分な説明がなされてないケースが多く見受けられます。実際に私もそうでしたが、、、

だから思いました。このブログを読まれている経営者の方には、是非、奥様の不安な気持ちを少しでも取り除いてあげて欲しいと思いました。ので、この記事を書きました。

当然、逆の意味もあります。旦那様からの十分な説明もなく、不安な奥様も多く、そんな旦那様へ不満を持ってしまっている方も多いと思います。でも是非、今の旦那様の辛い状況も理解してあげて欲しいと思いました。ので、この記事を書きました。

少なくともこの記事を読んでくれた旦那様が、少しでも奥様の気持ちを理解して説明する時間を作ってくれれば、この記事を読んでくれた奥様が、あまり話してくれない旦那様の大変さを少しでも理解してくれれば。

そこにこのブログの存在意義があるかもしれない、と思ってこの記事を書きました。

 

倒産は終わりではない

「倒産」は「終わり」ではありません。「倒産→破産→免責許可(裁判終了)→社会復帰(再就職)→普通の生活→未来の生活」という、おおきな流れの中の1つです。

その先には「未来の生活」が必ず待っています。ですので「終わりに向かって進む」のではなく、「未来の生活へ向かって進む」ための1つの通過点として「倒産」があります。

多くの債権者様に対しては、とても迷惑を掛け、申し訳ない気持ちではありますが、倒産、破産の当事者にとっては、その後も生活があり、家族がおり、子供がおり、倒産によって大きなペナルティーを負う代わりに、未来の生活を手に入れる権利があると思ってます。

このブログを読んでいらっしゃる方には、今、大変辛い状況の方も多々いらっしゃると思いますが、倒産=終わりではなく、未来へ進むための段階の1つとして理解してもらい、そして未来の生活をしっかりと手に入れて欲しいと思います。難しくはなく、会社を経営してきたほど人であれば、必ずや出来るでしょう。