倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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経営者の休日とサラリーマンの休日

倒産前の生活と倒産後の生活

社長時代と、倒産後のサラリーマン生活、変わる事は様々です。金銭感覚も変わりますし、というか変えなければいけませんし、自分の時間の多くを会社という組織に拘束されます。その対価として給与という現金を頂いて生活出来る訳ですが、逆に休日という自由な時間を手に入れる事も出来ます。社長時代にも休日はあった?ですが、中小企業の社長ですと、休日も仕事の事、月末だと資金繰りの事、トラブルの事など、ついつい色々な事を考えてしまうので、今、サラリーマンの休日を過ごしてみて初めて、社長時代の休日と、今の休日の違いを体感しています。

さて、これから倒産しそう、倒産したらどうしよう、といった方に向けた内容を書いてみます。前回、”倒産社長の末路”というテーマでブログを書いてみましたが、”末路”というマイナスなイメージはあまり持たれなくて良いと思います。もちろん、倒産後、大変な思いをされている元社長様もいらっしゃると思いますので、一概には言えないですが、元社長とはいえ、普通に就職活動して再就職する事は難しくないと思います。

私の場合、過去の記事にも書きましたが、すでに倒産後、サラリーマン4社目です。4社目で良い会社に巡り合う事が出来、ここで生涯頑張るつもりです。人によっては1社目でそういった会社に巡り合う事もあれば、2社目の方もいるでしょうが、ある意味、私のように倒産後に4社も渡り歩いた人もいる訳で、つまりは4回も再就職できたという事、4回も採用選考に合格出来た事が、倒産後の再就職も出来るという証明になるでしょう。倒産後の再就職については何度かブログで書いたことがありますが、以下などご参考にしてくださいませ。 

社長時代の休日

景気のいい時の社長時代の休日は、まーやっぱり快適でしたかね。家族と遊びに行くにしろ、買い物行くにしろ、”お金”は特に気にする事もなく、楽しむことを優先に過ごしていた気がします。セミナーに出たりすることもあれば、社長会みたいな仲間内の社長同士の集りに参加したり、そういえばその会でクルーザーを共同所有していたので、海にクルージングしに行ったこともありました。今思えば、何とまー贅沢な。別世界ですね。

ところが、いつも景気が良い訳ではなく、悪い時も当然ありました。景気が悪くなると、休みでも家で仕事をしていたり、月末の資金繰りがきつい時などは、同じように家族で遊んでいても、もう気が気じゃないというか、心底楽しめないんですよね。月末あてにしている銀行融資、無事におりるかどうか?なんて時はもうソワソワと気になって仕方ない感じ。

10年以上も会社を経営していましたが、良い時も悪い時もお金、資金、それに左右される生活だった気がします。あー今月は余裕、億の残高があるって時もあれば、今月はなんでこんなに支払いが重なるのか?月末の入金が無事に入ってこないと支払いショートしちゃうんじゃないの?って月も良くありました。

私の会社は主にB to Bでしたので、入金の8割は月末。支払の8割も月末。25日に給与の支払いをして、月末に残りの支払いをして、あー今月も無事に終わったーなんて繰り返しですね。ま、余裕ある時はもう月末前に全ての支払いの振込予約しちゃって「終わり!」ってお気楽な時もありましたが、先行投資、在庫投資、どんなに黒字を重ねても、先に出ていくお金は次々と沸いてくるので、なーんかもうお金に振り回されていた記憶がすごく強く残っています。

サラリーマンの休日

お金はない。臨時収入もない。今月めっちゃ売ったなー、頑張ったなーって時でも、社長時代は丸々自分の預金(正確には会社の預金ですが)が増えるので、ちょっと経費使っちゃおうみたいな感じもありましたが、サラリーマンがどんなに頑張ってもそれはないですね。

歩合として後々に還元はされますが、現在すでにおこずかい制なので、歩合が増えても自分の取り分は変わらず。毎月決まった金額で細々とって感じです。

ただ、お金なければ無いなりに楽しむ方法はいくらでもある訳で、今は子供がまだ小さいので、遊びに行ったり、家で遊んだり。何より、休日は仕事の事、もう95%頭の中から消えてるので、何と言うか、心から休日を過ごせるというか、リフレッシュ感が半端ないんですよね。(ちなみに残りの5%は、営業職なのでたまに会社携帯にお客さんから電話が入る事があって、それです。)

これ、社長を経験していない人、ずっとサラリーマンの人、ほとんどの人がそうかとは思うのですが、その人にとってはもう当たり前の事なんでしょうが、休日を休日として過ごせる幸せ?有り難い限りです。

昔、大学を出て就職活動って時、当時は「公務員」って選択肢はもう100%無かったんですが、会社を起業して色々な痛い目にもあい、なるほど「公務員の安定」も悪くないんだなと、何十年生きてきて初めて思いました。とはいえ、もう一度人生をやり直せるとしたらどうするか?と聞かれれば、公務員は選択しないとは思いますが・・・

でも毎月決まった収入が保証され、安定した生活を送れ、家もあり、家族もあり、ボーナスでちょっとした贅沢も出来、老後は安定した年金生活が送れるって、そんな人生設計も悪くないのかもしれないなーとは少なからず感じました。ま、今さらそうはなれないので、せめて今の会社で頑張って安定した生活を送り、あれ?その後の老後は・・・?

さて、老後の心配も多少考えないといけないと、このブログを書いていて改めて思いました。幸い、厚生年金はずっと払い続けてましたので、多少の年金はもらえるでしょうが、なんせ持ち家じゃない、倒産、破産時に取られちゃってますので(汗)

あと10年、20年したら子供たちも独立してるでしょう、そしたらどんなとこに住んでどんな生活を?って、また今度ブログで綴ってみたいと思います。

とりあえず、社長から解放され、サラリーマンとして過ごす休日は悪くない、倒産破産して巡り合う良い事の1つという事は言えると思います。たいした内容ではないブログ記事になってしまいましたが、倒産後の希望の1つにはなると思います。

ご拝読、有難うございました。

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