倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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倒産と元社長と転職

会社が倒産、連帯保証人である社長、私自身も自己破産、そんな倒産経験を持つ元社長の実体験、そしてその後の人生について語っているブログです。お越し頂き有難うございます。

元社長のサラリーマン経験

サラリーマンで生きていくのって大変ですよね。会社が倒産して再就職、何社か渡り歩いて、今は某会社で落ち着きました。まー普通のサラリーマンです。

まずは元々の、独立前のサラリーマン経験ですが、大学を卒業して1年、上場企業で営業マンをしてました。いわゆる兵隊ですね。飛び込みセールスを含め、ここで学んだことは営業スキルだけ、1年しかいませんでしたので、役職もなければ、会社の仕組みもまだ分からないままの普通の新人営業マンでした。

その後、誘われて転職した50-60名ほどの会社で営業を1年。爆発的な営業成績を残して2年目で海外へ渡航(転勤)。海外法人を立ち上げて1年ほど滞在、無事軌道に乗せました。その実績を評価され、帰国後は営業管理職に就任、数年現場で勤務した後は、営業企画的なポジションで色々動いてました。ここでサラリーマン目線からの会社の仕組みや、人間関係、立ち回りなど、ほんの少しだけ勉強できたかなと思います。

その後、共同経営って感じで半独立、4-5年経験して色々学び、その後に晴れて独立し、10年ちょっと社長、そして経営破綻して倒産、弁護士介入、破産を経て現在に至ります。

という事は、私の人生においてサラリーマン経験は最初の6-7年程、そして経営破綻後の数年、合わせて10年ぐらいのサラリーマン経験という事になります。

まー、同い年ぐらいで20年以上もサラリーマンやっている人からすると、たったの10年って感じでしょうね。ましてや、同じ企業に何十年と勤めている人からすれば、青臭い経験でしょう。が、ちょっとのサラリーマン経験しかない元社長が、経営破綻後にどうサラリーマンとして立ち回るのか?中途入社の会社を倒産させちゃった元社長って立場で、どう這い上がっていくかっていうのは、似たような境遇の元社長だったり、これから似たような状況になろうとしている現社長からすれば、少しは興味あるのかな?と思って、今回のブログを書いてます。ちなみに、まだ這い上がってないですが。。

ベンチャー企業での立ち振る舞い

会社倒産後、いくつかの会社にお世話になりました。まー色々と就活も大変でしたが、それについてはカテゴリーメニューの「4)倒産後の元社長の再就職」などご参考にして下さい。

小さなベンチャー企業にお世話になった事がありました。この規模の企業ですと、いかに社長に取り入るか?がマストです。人事権も含め、総合的な決定権はほぼ社長にありますので、面接段階から社長との相性などを判断し、入社後も人間関係を作って味方にする事が大切です。

また、10名、20名、30名規模ですと、社員の方も個性豊かな人が沢山います。大手企業のように、平均化されたというか、全員大卒で、そつなくこなす、当たり障りのない?なんかそんなイメージのメンバーというよりは、かなり個性は強い方が多いと思いますので、こういったベンチャーで上手くやっていくには、過去の実績は全く役に立たず、仕事がある程度出来る事を示さないといけないです。

仮に社長に認められて上へと上がっていくにしろ、そういった社員の方々にある程度自分の事を認めさせないと、上へあがっても誰もいう事を聞いてくれないなんて事になりかねず、そうすると社長から見れば、統率力ないなって結論になるので、先細りしてしまいます。

つまり、過去の社長という実績はまったく役に立たず、ある程度の実績を積みながら平社員の段階で周りとの関係を作り、優位な立ち位置を築きながら、上へあがっていくイメージでしょうかね。これらがはまればいい感じにはなると思います。平社員時代に、部署を超えて色々なスタッフとコミュニケーションを取っておく事が大事だと思います。役職が付いてからだと少なからず壁が出来てしまいますので、同じ立場の時の関係作りですかね。

私の場合は、1年かからずに役員となり、実質社長に次ぐNO2のポジションまで行きましたが、全体をまとめていくのには、それまでに作った人間関係などが必須だったと思います。また、どんなに上のポジションになったとしても、それでも社長という絶対的な存在だった頃に比べると、あくまで雇われなので、全く社長とは違うんだなーとは感じました。サラリーマン、どんなに偉くなってもサラリーマン、って感じですかね??逆に言うと、社長って楽だったなーって思いました。

歴史の長い中小企業での立ち振る舞い

破格の報酬で誘われて転職したのが創業社長で社歴は長い会社でした。ここではいきなり上の方のポジション的な位置での採用でした。これ、なかなか大変です。

社内での実績がない人がいきなり何らかのポジションで入社しても、まー元からいる人にとっては面白くないでしょうし、実績もないので???が先行してしまうでしょう。

実績を作るにしても、短期間での実績が求められます。2年、3年と着実に実績を積んでいる余裕はなく、入社即、即戦力で実績作りつつ、人間関係も作りつつ、統率していかないといけないので、入社して実績作りながら、周りとの人間関係を作りながら、味方を作りながら昇格していくのよりもかなり大変だと思います。

元社長であれば、色々なネットワークで再就職で声を掛けられたり、先方の社長や上層部の独断で、ある程度のポジションで入る事も可能なケースがあると思いますが、いわゆるコネ入社ってやつ。ただ、この場合はある程度の覚悟、意気込み、気合が必要になると思います。迎え入れる一般社員からすると面白くないので、性格的にも強めの方なら良いですが、弱弱しい方ですと苦労するかもしれないですね。そしてダメなら居場所がなくなり、サラリーマン社会では居続けるのもしんどくなる可能性もあるでしょう。

大手企業の平社員

これは楽です。仕事も楽。責任もないので楽。給与は安いですが、何の責任もないポジションって楽ですね。特に社長だった頃からすると、あーサラリーマン平社員ってこんな楽なんだと、ただただそれだけです。

会社の愚痴、上司の愚痴も聞き放題ですよ。あー、こんな風に自分も言われてたのかな?とか、思っちゃいます。凄いですね、夜の居酒屋のサラリーマン。まー、今はすっかりその当人ですが。。

ただ、社員はうなるほど沢山いますので、数字作らなければいつまでも平社員なので、もう自分次第でしょう。ちょっといい数字ぐらいでは全く目立たず、爆発的な実績が必要になるでしょうね、中途採用ですから。っていうのは、会社からすると新卒入社の方が断然かわいいですし、育てがいがあるし、新卒で出世するような人は忠誠心も高く退職リスクも少ないですしね。まー実際私も会社やってた時は、新卒で入ってきた社員は誰も辞めなかったです、そういえば。

まーそもそも、普通に考えれば、中途採用なんて即戦力としての兵隊ぐらいにしか思われてないでしょうからね。そこそこの実績は出したとは思いますが、私の場合は、ここに長くいても意味ないなという方が強かったです。

結論

何社か経験しましたが、ある程度共通しているのは、過去の社長という実績は基本的にあんまり関係ないですね。大事な事として、1つは入社後の実績で示す事、1つは人間関係の構築、この2点でしょうかね。

で、その先、昇進してからについては、社長時代の実績や経験が役に立ってくると思います。例えば人をまとめる事、統率だったり、部下の扱い方だったり。あとは決算書だったり損益計算書だったり、経営的な数字を見てきた経験は、ポジションが上がれば上がるほど役に立ってくると思います。

つまり、より社長に近いポジションになればなるほど、社長時代の経験や知識、人脈などが役にたってくると思います。そしてその時、「さすが元社長」といった声が聞かれ、それまでの社内での実績も含めて更に信頼され、期待され、頼られる存在になっていくと思います。

なので、まずは入社後にスタートダッシュで実績を作るところからですね。過去の社長としての経験を活かせるポジションまでひたすら頑張るっきゃないって感じだと思います。

ご拝読、有難うございました。 

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