倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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コロナと倒産

会社が倒産、連帯保証人である社長、私自身も自己破産、そんな倒産経験を持つ元社長の実体験、そしてその後の人生について語っているブログです。お越し頂き有難うございます。

すっかりご無沙汰しておりました。世間はコロナ一色ですが、このブログを訪れて頂いている中小企業経営者の方はいかがでしょう・・・?コロナと倒産について、倒産経験社長、元社長目線で今日は書いていきたいと思います。

が、その前に少しだけ

先ほど、21時からNHKで、コロナと戦う厚生労働省のスタッフの仕事ぶりを放映しておりました。ん?あれ?って思った視聴者も多かったかもしれませんが、私もそう、あれ?ん?って思いました。

〇〇大学の教授や厚生労働省の一流エリートさん達が、3密状態で仕事してるんですよね・・・しかも、しかもマスクしている人がほとんどおらず、すごーい近い距離で会話したり、パソコンのぞき込んだりしてるんですよ。あれ、あの中に1人でも未症状感染者がいたら、相当人数に感染広まるでしょう。最先端の現場でこれかーって感じで見てました。最近では、マスクしてない人と会話するのにも距離を置きがちになっているのに、あんな状態でぎゅうぎゅうな事務所で、よく平気でいられるな?って感想です。NHKもよくまーあんな状態のを放映するよな、ってね。

そしてもう一つだけ

軽傷患者は自宅療養って方針が出てますよね。これも変ですよね?病院などなどで患者に接するお医者様やスタッフは、マスクはもちろん、防護服を着て接するのが当たり前で、それでも患者から感染してしまう病院スタッフがいるぐらいじゃないですか。

なのに、その同じ感染者が自宅療養ってことは、普通に考えたら、家族も同じぐらいの防備で接しないと駄目なはずですよね。マスクに防護服で接しないと駄目ですよね?だって、自宅療養ではなくホテルで隔離されている人に対しても、当然マスクや防護服で接している訳で、それがなぜゆえに自宅だといいのか?これが理解出来ない。自宅隔離する代わりに、家族用に防護服を提供するってなら(在庫の問題はさておき)まだ分かるんですが、ただの自宅隔離ってことはつまりは家族の方に感染させてくださいって言ってるのと同じじゃんって。

毎日いろいろな情報を見てますが、疑問に思ってた事でまだ記事で見たことない事、とりあえず2つだけ書いてみました。

コロナと倒産

今回のコロナショックで思った事、もしも自分の会社が倒産を回避して何とか今まで持ちこたえてたとしたら、間違いなく今ごろ、私は死にかけていたと思いました。私の会社は、東北の地震の影響をきっかけにたたむ事となったのですが、今回のコロナも100%乗り切れなかったなと。。。

いざという時、やっぱり国はあてにならないので、体力がないとしんどい。半年1年、需要が落ち込んでも乗り越えられるだけど体力、準備、常に想定していないと中小企業は厳しいと痛感しました。当時、景気が良くっていくらでも貯えられていた頃、節税に明け暮れていた頃の私に言ってあげたい!って今さらですが。

私のやってた業界は、割とこういった有事に影響を受けやすい業界なため、たぶん今頃は銀行へ掛け合っていたと思います。震災時は、8,000万の特別融資枠があったので、私の会社もそれを満額利用して一時乗り切りました。が、結局借りたものは返さないといけないので、その8,000万を含めた返済に追われて資金繰りが苦しくなり、会社を閉じる事になったのですが、しんどいですよね。

とは言え、会社を潰したくないのは経営者としては当たり前、ごく普通なので、やっぱり借入れしないと乗り切れない時は、手を出してしまうものです。そして苦しくなっていく。

例えば同じ8,000万でも、新規事業を軌道に乗せるために借りた8,000万なら、それなりに軌道に乗れば、そこから出た利益で8,000万も返していける訳ですが、苦しくて借りる繋ぎ資金は、新たなお金を生みませんので、ただ短に負債が増えるだけで、毎月の返済額が増えるだけで、それを0円に戻すのは並大抵なことではないですね。

とりあえず、今の政府の感じだと、すぐのコロナ終息は見えてこないでしょうから、長期的な目線で考えて行かないといけませんよね。半年、1年先を見て、今どういう選択がベストかを考えて行動を起こさねばです。

どこかのタクシー会社が、全員解雇して一時的に失業保険を取らせたって記事がありましたが、方法としては全然ありと思いました。倒産経験社長からすれば、中途半端な対策は無意味です。いや、無意味でした。縮小する時は一気に縮小して劇的に変えないと効果は出てこないです、いや出てこなかったです。

具体的にどうこうは言えませんが、今、頭に思い浮かぶ対策の2倍、3倍ぐらいまで考えてみるのも良いとは思います。こんだけやれば大丈夫かな?ではなく、こんだけやれば大丈夫かもしれないけど、さらにこれも、あれもやっておこう、ぐらいで丁度いいといったイメージですかね。

私も今はサラリーマン、もう少しで経営幹部までいけそう?な気配もありますが、まだまだ下っ端です。コロナには大きな、直接的なダメージは少ない業界ではありますが、それなりに対策などは経営陣が考えて徐々に実施されてはきています。

が、全然甘いんです。まー、私も自分でやっていた頃は、倒産経験も当然ない普通の社長だったので同じ感じだったのですが、今は倒産経験社長目線で会社の実態を見れるので、その目線で見ると全然甘いんですよね。

私ならこうする、あーする、それでも足りないからその先まで考えてあーしてこーするだろうなってアイデア、方法、対策、などは沢山頭の中にはあります。まーでも下っ端ですので歯がゆいところではあります。こういう有事の時こそ私の暗い暗い醜い苦しかった経験が役に立つのにって思いながら、日々少しています。が、週明けにちょっとそんな話をしてみる機会が取れたので話してはみます。

ダラダラと書きましたが

何の準備もなく、ただただ頭の中に浮かんだことをダラダラと書いちゃっているブログです。色々話が飛んでしまって恐縮ですが、今、まさに苦しい経営者の方に何とか乗り越えてもらう参考に少しでもなればと思います。

とりあえず、思い浮かぶ対策は色々あると思いますが、その何倍も実施していく事をお勧めいたします。私には乗り越えられなかった震災不況を乗り越えてきた経営者の方々ですので、私よりも優れた方ばかりだと思います。

また、もうコロナが無かったとしてもやばかった会社もあると思います。迷っていた経営者の方もいると思います。今からのタイミングで倒産、破産、コロナをきっかけに踏ん切りを付ける方もいるかもしれません。倒産件数も増えますし、コロナという外的要因もありますので、免責も受けやすかったり、件数が多い分、スムーズに進められるという事も無きにしもあらずです。そういった選択肢も当然ありかもしれません。傷口は浅い方がいいので、それは自分の経験からも言える事です。

今の仕事の繁忙期、1月~3月も終わりましたので、またブログを頻繁に更新していきたいと思います。是非またお付き合い下さい。 ご拝読、有難うございました。

 

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