倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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倒産社長と年末

会社が倒産、連帯保証人である社長、私自身も自己破産、そんな倒産経験を持つ元社長の実体験、そしてその後の人生について語っているブログです。お越し頂き有難うございます。

2019年末

いよいよ今年も残りわずかとなってまいりました。ブログお読み頂き有難うございます。このブログを始めて1年半、本格的に始めてから半年経ちました。今年は思い切ってGoogle Adsenceを組み込んでみましたが、収益化に苦しみつつ、ブログで稼ぐのって大変なんだなと痛感しております。

社長だった頃は月1億の売上げを上げていたのに、今はブログで月1万円の売上も上がらんです。ま、、、収益を上げるのが本来の目的ではないので良いのですが、来年も引き続き書いていきたいと思います。

ただ、Google Adsenceと合わせて分析ツールを色々導入してみましたが、思った以上にリピーター様が多い事も知りました。倒産にまつわるもっともっと細かい経験談など、今後はさらに増やしていきたいなと思います。

年末と言えば

中小企業経営者にとって年末と言えば、まー儲かってる社長さんは余裕しゃくしゃく、海外に行っちゃったりとかですかね。

私も景気がいい時は、正月は家族でグアムへ行ったりとかしてました。しかもJALパックで180万ぐらい払った記憶があります。JALはグローバルクラブ会員でしたので、正月も並ぶ事なくスイスイと往復共に快適でした。そうそう、そのJALグローバルクラブ、会社倒産して自己破産したら権利取られちゃったんです。本来一生ものの権利だったのに、残念でした・・・

以下はJALグローバルクラブに関しての記事です。

 

一方で苦しい社長様も沢山いらっしゃるでしょう。思えば、私も最後の方、苦しい時期の年末は辛かったですね。年越せるか微妙な時は、本当に辛い・・・

最後の数年はいわゆる自転車操業になっていましたので、定期的な融資を受けながら資金を回していました。なので年末にかけては、一定の追加融資を獲得しないと年越しも辛く、9月、10月ぐらいから準備しつつ、11月ごろ融資を受けて乗り越えていた記憶があります。

商売柄、年末に大きな売上が立つ事が多かったので、年末前は仕入資金やらで特に残高が減る傾向が強く、年末にその分多くの入金がある感じでしたので、年明けは潤沢な状態になる事が多かったです。回収した売掛金と資金調達した資金で潤沢に、で、その後どんどん目減りしていって、年末に向けて資金調達し、みたいな〃でしたね。まーどうでもいい話でした(汗)

年賀状

今年も書きました。面倒です。面倒でした。仕事納めの次の日に半日かかって書きました。とうかプリントしました。でも出さなくても届いちゃうし、何でしょうねこの文化。まー昔懐かしい人との繋がりだったり、もはや年賀状でしか接点がない人も、この年になると沢山いたりして、決して悪いものではないとは思いますが、面倒くさいですね。

パソコンでデータを作って印刷して63円払ってわざわざ出す。100枚出せば6,300円。1億人が100枚出せば6,300億円ですよ。まー実際には30億枚ぐらいらしいです。30億枚としても1,800億円ってすごいですよね。いっそのこと、LINEとかで交換出来れば楽なのにと思っちゃいます。パソコンでデータ作ってLINEで交換、これなら0円です。今後はいつの日か、こういう文化に変わっていく事もあるのかな?ないのかな?ちなみに日本郵便の売上は3兆円以上だそうで、年賀状による収益はほんの4%程度だとか?

果たして、年賀状を楽しくて出したくて書きたくてワクワクしながら書いている人っているのでしょうかね?いるのかな?ついついビジネス的観点からだと、郵便局の大きな収益源だったりとかって考えちゃいます。バレンタインデーはチョコメーカーとかの収益源とかと一緒ですね。

ちなみに年賀状の歴史は平安時代にまでさかのぼるそうです。当時は年始挨拶だったとか、その後は書状を取り交わすようになり、明治初期になるとハガキを交換するようになったそうです。そして実際に今のように年賀状というものが出来たのは明治32年だそうです。

再起業について

つまらない話が続きましたが、最後に倒産社長らしいテーマを少し書きたいと思います。倒産し、自己破産し、裁判も終わって数年経ちました。生活もやっと安定してきて、サラリーマン生活を満喫?しています。まー貧乏ですが、年末だからどうこうとか、昔のように資金繰りに苦しんで金策に走る必要もなく、ボーナス払わなきゃって金勘定する必要もなく、いたって気楽なもんですね。サラリーマン。楽で楽で仕方ありませんが、お金には不自由です。

倒産して何年か経つと、そろそろ再起業しようかな?とかも、少し考えるようになります。頑張って給与もらったところでたかが知れてます。もちろん今の生活はリスクはなく、与えられた給与内で切り詰めて生活している分には生きてはいけますが。

でも、起業すればたぶん今の給与ぐらい簡単に稼げる訳ですよね。月商1億だったので、もうその100分の1とかでも売り上げれば良いわけで、経費もかけず毎月100万、200万ぐらい売上げていくだけで悠々自適な生活が待っている訳ですよ。幸いにして借金は全て清算させて頂いたので、入ってくる分は全て自分のお金となる訳です。

でも、売上が上がらなければマイナスにもなる訳で、リスクを取るか、貧乏ながらも安定を取るかという選択になりますね。今、このブログを読まれている多くの経営者の方も、そのリスクと引き換えに事業を営んでいると思いますが、もちろん私もかつてそうでしたが、何でしょう、継続し続ける事の大切さと言うのを、今は痛感しております。

事業を拡大する事も楽しく、大切ではありますが、すべてにおいて優先されるべきことは、事業の継続というのが大事です。お金を借りる時も、社員を増やす時も、移転する時も、新規事業を始める時も、日々の決断の1つ1つにおいて、事業の継続にとってプラスか否か?リスクを増やす事には繋がらないか?など、じっくり考えて経営していく事の大切さ、今になって気付いた事です。私の場合は特にイケイケで事業拡大していってしまったので、余計にそう思うのかもしれませんが、どんなにカッコ悪くても堅実経営が一番です、と思います。

年末年始にかけては事業計画や、来年どうしようといった方向性を考える事が多いと思いますが、その基本的考え方の底には、事業継続と言う単語を置いておく事で、私のように破産してしまうリスクを少しでも減らせるような気がします。今後の景気がどう動くかは分かりませんが、このブログをお読みの経営者の方には是非頑張って頂きたいと思います。

そしていつの日か、私も再起業して堅実な事業を営めればなと思います。

ご拝読、有難うございました。来年も宜しくお願い致します。

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