会社が倒産、連帯保証人である社長、私自身も自己破産、そんな倒産経験を持つ元社長の実体験、そしてその後の人生について語っているブログです。お越し頂き有難うございます。
命を救った経験
生きてきて40-50年、明確に「人の命を救ったかもしれない」といった経験は今までありませんでした。怪我した人を助けたとか、喧嘩の仲裁に入ったとか、人に感謝される事をしたとか、そういうのは長い人生で多少はありましたが、「あの時、あの場に自分がいなかったら、この人、死んでたかもしれない」っていう場面に始めて出くわしました。
昨日の出来事
まー少し大げさかもしれませんが、そんな事がありました。近所のショッピングモールにて、3階に用事があったので、1階からエスカレーターで上へと上ってました。平日の午前中なので人も少なく、エスカレーターを階段のように上へ上へと歩いて移動していました。
間もなく3階へ到着という時、一番上の辺りに70-80歳ぐらいのおじいちゃんがいたのですが、私が歩いて2階と3階の中間ぐらいまで来た時に、何と突然、意識を失ったのか？直立不動のまま後ろへ倒れて来ました。
良く昔、学校の朝礼とかでバタッと倒れるのと同じイメージですかね。完全に気を失った状態で上りエスカレーターで真後ろに倒れるとか、結構ヤバイですよね。
一瞬の出来事でしたが、ヤバイと察して思わず手を差し伸べて受け止めました。完全に意識を失ってました。体を支えたまま、そのまま3階まで上り、椅子に座らせたところ意識を取り戻しました。「ちょっとめまいがして・・・」と言ってました。
たぶん私がいなかったら、あのまま後頭部をエスカレーターへ打ち付けていたでしょうか。上りエスカレーターで後ろに倒れた訳ですので、頭を打ってそのまま下へとずれ落ちるとか？ちょっと想像するだけで怖いです。たぶん負傷してそのまま救急車で搬送されていたでしょう。年齢も考えると、打ち所が悪ければ致命傷にもなりかねなかったかもですね。
偶然
あの時、あのタイミングで、あの場にいた事、これって完全なる偶然ですが、すごい偶然だなぁと後から感じました。たぶん2秒、3秒、ずれていたら間に合わなかったでしょう。あの時、エスカレーターを歩いていなければ間に合ってもなく、事故があった後にあの場へ到着していた事になるんですね。
逆にもし、2秒、3秒、私が通り過ぎるのが早くて、例えばおじいしゃんをエスカレーターへ追い越していたら、例えば追い越したタイミングで気を失って後ろへ倒れてしまったら、下手すると私が接触して倒したとも思われかねない出来事です。結果、命を落としていたら、過失致死になりかねないですね。接触してないという証明は出来ませんし、意識を失った事も、倒れてから意識を失ったと思われかねないです。
1つの出来事だけでも、色々な事が考えられます。とりあえず、エスカレーターを歩く時、お年寄りや子供を追い抜く時は注意しないといけないなと感じました。まー滅多に起こる事ではないですが。
名誉の負傷
おじいちゃんを支える時、とっさに腕を出して支えたのですが、その時は痛くもなんともなかったです。ちょっとした興奮状態というか、トランス状態というのでしょうか？その場では何も痛みは感じず、確か1時間ぐらいは何も感じてなかったです。
が、時間が経つにつれ、右腕が痛み始めてきました。確かに、70kgぐらいはあるような人が意識を失った状態で倒れてきたわけで、しかもギリギリで受け止めたので、たぶん直立状態から90度後ろに倒れた状態ではなく、120度ぐらい後ろに倒れた状態で、全体重をほぼ右腕だけでキャッチした訳です。
たぶん、打撲と、瞬間的に筋肉を無意識に使った事により筋肉の痛みか損傷か？とりあえずシップを貼って寝ましたが、結構痛いですね。腕を伸ばすと特に痛みます。まー、数日もすれば良くなるとは思いますが。
ちなみに、意識を取り戻したという事と、偶然近くに知人がいたみたいで「〇〇さん大丈夫？救急車呼ぶ？」とか話していたので、すぐにその場は立ち去りました。なんか「私が助けたデス」みたいなまま居座るのもちょっと恥ずかしく、ご無事そうでしたのでね。
倒産とは関係ない記事ですが、偶然とか、運とか、奇跡とか、大事なんだなぁと思った1日でした。まー、ビジネスにおいても、偶然とか運とか奇跡とか、ありますよね。
ご拝読、有難うございました。
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