倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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倒産経験者が思う倒産しない会社経営

倒産する人しない人

倒産の原因っていっぱいあります。
事業内容であったり、業種によって、細かい部分で「あの時のあの商品が」とか、「あの時に始めたあのサービスが」「あの時の投資が」「あの時の出店が」など具体的なところでは色々あるのでしょう。

つい具体的な原因を考えてしまいますが、それよりもどんな業種でも、業界でも共通して言える部分っていう方が重要っていうのは、倒産してみて良く分かりました。

固定費の問題、社員数、採用、財務管理、経営戦略など、よく経営コンサルティングとかありますが、会社やってる時はあんまり必要って感じたことはありませんでしたが、今思えば必要だったかなって感じています。

会社の方向性だったり採用計画だったり、資金計画だったり、大きな方向性を決めて進んでいくところの部分、すごく重要でした。「社外の経営コンサルティングに何が分かる?」「事業の事を良く分からない人にアドバイスしてもらっても意味がある?」とか、思っていたことがありますが、ここ失敗でした。

社員が20人、30人、50人と増え、売上が3億、5億、10億と増えていく過程で、事業で利益を出す事と同じぐらい、経営体制であったり、色々な計画、社内体制、財務など、大事になってきます。とは、頭では思っていましたが、じゃーそれをしっかりと自分だけで、または幹部含めた上層部だけで出来ていたのかと言うと、出来ていなかったです。もちろん、その時は出来ていると思っていましたが、振り返ると出来ていなかったという意味です。

特にあれですね、創業して順調に会社を伸ばしている社長ほど、この傾向が強いと思います。自分の力で会社を大きくしてきましたので、自信もあるでしょうし、私自身もそうでした。頭は決して悪くないので、自分で調べ、学び、考え、会社を育て、組織を作り、様々な社内体制を充実させてきました。が、足りなかったですね。正直な感想です。財務は財務に精通した人、経営コンサルの方には事業うんぬんではなく会社組織体制、仕組み作りであったり、方向性やら、この辺りの協力を得ておくべきでした。

もしも今、発展途上にある会社社長さんが読まれていましたら、是非一度、考えて欲しい部分を書いてみました。すごく大事です。でも走り続けている社長ほど気づけないです。と経験者だから言えます。大分くどくなってきてしまいましたのでこの辺で今日のブログは終わりにします。

実は今、本業とは別であるベンチャーのコンサル的なサポートをしています。主にメール電話等でのサポートではありますが、大きな方向性のアドバイスから、細かいところまでアドバイスしています。「自分も経営してた頃に、こんなサポート受けられてれば倒産してなかったかもな」って純粋に感じる事がありまして、今回のブログテーマにした経緯です。

いつも長くなってしまうので、今回はこの辺で。
ご拝読有難うございました。