倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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元社長で平社員になった感想と周りの対応や接し方とは?

倒産後の人生の不安

社長を辞める時、正確には会社倒産を覚悟した時、一番の不安はその後の生活です。もちろん倒産する過程においては、大変な事がいっぱいありましたので、それは大変な日々でしたが、破産手続きは一定期間で終ります。そして、その後の人生をどう生きるかの方がはるかに長く、家族子供がいればとても重要な事です。元社長で会社倒産してしまった社長を、世の中の会社は受け入れるのか?どう受け取るのか?果たして普通に就職できるのか?就職後、どのように周りは接してくるのか?など

社長の時とサラリーマンの違い

経歴はざっくり、大学を出て10年ぐらいサラリーマン、その後独立して10数年、年齢は40代から50代と想像にお任せします。倒産後の就職活動については、以前にブログにも書きましたので参考にして下さい。 倒産後、ベンチャー企業、大手企業などを経験しましたが、特に過去の経歴を気にする事はなかったです。しいて言えば、過去の社長経験からある程度「ハイスペック」と思われてますので、営業であればある程度の数字を残せば「さすがですね」と言われたり、営業以外でも実績、成果を残したり、そつなく仕事をこなしていれば「さすがですね」と言われる事は多いです。逆に仕事が出来ないと辛いかもしれませんが、でも社長やってた人であれば、そんなに気にする必要はないと思います。

ベンチャー企業の場合、その社長から様々な面で相談を受ける事もあったり、また大手企業の場合は部署の上司から相談やら会社の不満などの話をされる事もあったり、色々な経験をしている分、それなりの接し方をされる事もありました。

上司と言ってもほとんどが年下ですが、怒られるときは普通に怒られます、まー当たり前ですが。呼び捨てで呼ぶ人は少なく、さん付けが多いですね。基本的には「元社長」という事は、働き始めれば気にする事はなく、ごくごく普通の年配者の中途採用者って感じの対応だと思います。

仕事の内容

仕事の中身に関しては、社長業に比べれば、分担された分だけの仕事をすればいいので、ぶっちゃけかなり簡単です。営業で数字を残すのも、仕事をそつなくこなすのも、社長としてある程度実績を出してきた方でしたら難しくないと思います。

自分の数字、自分の役割の仕事だけをするのが、こんなに楽なんて忘れていました。社長の時は、自分の仕事はもちろん、会社全体、資金繰り、何から何まで見ながら、気にしながらやってましたので、すごく身軽な感じです。特に資金の事を気にしなくていいのがこんなに楽なのかと、心から思いました。

もちろん、仕事は大変です。すごーく大変で、上司の事も気にしなくてはいけないですし、ミスしたら怒られますし、今まではミスしても自分で全て解決出来ましたが、サラリーマンだとミスしたら怒られます。大したミスでなくて、簡単に自分で解決できる内容でも、当たり前の事ですが怒られます。でも、ミスっていってもいち平社員のミス程度で、それが会社の行方を左右するような今までの内容とは全然レベルが違いますので、大したことないと言ったら怒られますが、大きく悩むこともないですね。

その分、給料は安いですけどね。生活も貧しいです。節約節約、贅沢も出来ませんし、お昼代ももったいないのでお弁当を作る事もあります。お給料も給料日が来ると振り込まれます。当たり前の事ですが、社長やってた頃は払う方でしたから、月末資金繰りを気にしながらって月もありましたので、普通に毎月決まった額が決まった日に入ってくるというのはすごいなと思ったりもします。世の中、これが当たり前なんでしょうけどね、、、

平社員の物足りなさ

「物足りない」っていうのはありますね。
歯車ってこんなもんなんですね。当たり前ですが、周りの動きも良く見えます。上司の考えも良く分かります。何を考えて、何をさせようとしているのか?怒られていてもその裏まで見えちゃうことが良くあるので、反省している態度を示しつつも、何とも言えない感じです。

力を出し切って仕事している人、適当にやっている人、色々な人がいますが、平社員の立場だと良く見えます。逆に社長の頃はそういうところまで見れていなかった、見えなかったんだなって事が今になって良く分かります。みんな50%~80%ぐらいで仕事をしている感じですかね?会社によるとは思いますが。自分が社長の時は常に全力、幹部も全力だったとたぶん、でも一般社員はどうだったのか?自分では全力でやってくれていると思っていたかもしれませんが、実際はそうでなかったのかもしれませんね。

やはり、中間管理職、役職者、マネジメントが大事だという事は良く分かりました。どんな優秀な社員がいても、それをしっかりマネジメントする人がいないとダメですね。社員一人一人の力を伸ばし、せめて80%以上の力を出させるようなマネジメント、環境作り、大事です。ダメ上司を見てるとつくずく思いました。この上司じゃーって、、、でもそんな人が上からの評価は上手い事やって高かったりとか、全部見えちゃうのが平社員って立場です。

現場を体験した今、また社長をやったらなんだか大分この経験は活用できそうな気がします。そのぐらい会社と一般社員のずれは大きいんだなってことや、マネジメントの大事さってのが良く分かった気がします。逆に今、現役で社長業を頑張っている方に言える事としては、下の意見を色々聞いてあげるのが良いかなと思います。現場での改善点などは実に多く、でもほとんど会社には伝わってないかもしれません。直接社長が聞いても無理でしょうから、そういう意見を吸い上げる仕組みだったり、吸い上げてそれを社内で検討する仕組みだったり、数字を上げる事に直結するような貴重な意見が現場には沢山落ちていたんだなって事が今分かった気がします。

会社は社員の集合体で、1人1人の社員が作っているという事、社長の時にはそんなに深く追求していませんでしたが、会社経営の原点なのかもしれませんね。
ご拝読、有難うございました。