倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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倒産・破産で起こる「嫌な事」その②(全4回)

倒産・破産で起こる嫌な事その②

前々回のブログ(以下)の続きです。

 これから会社倒産、自己破産しそうな方、ほとんどの方が初めての経験と思いますので、実際どんな風になって、どんな辛い事があり、どんな思いをするのだろう?などなど、不安な事は沢山あると思います。

そんな方へ私の実体験から感じた、倒産で起こる嫌な事を洗い出してみたいと思います。あくまでも、私の実体験での出来事からの嫌な事ですので、実際人それぞれとは思いますので、ご了承下さいませ。

倒産過程で起こる嫌な事

これはもう基本的に一択ですね。「債権者からの支払催促」に限ります。倒産過程において、いわゆる「支払不履行」を行うと、つまり取引先への支払いをストップすると、それはもう催促が鬼のようにきます。この対応が、精神的にも、体力的にも、とにかく辛かったですね。

もちろん、人によっては支払不履行になる前に「弁護士介入」をするケースもあると思います。この場合は、全ての窓口が弁護士事務所になるため、催促や取り立てを受ける事もなく倒産処理に入ることになります。

どのタイミングで弁護士介入になるか次第ではありますが、倒産過程という意味では、従業員の解雇も辛い出来事です。解雇通達はもちろん、その現実を他の社員も知る事になるので、会社全体のモチベーションも下がっていく様子が分かります。

銀行、取引先への対応の辛さ

銀行へのリスケの相談、リスケの実施など、これらも嫌な事ですね。銀行によっては親身になってくれる担当者もいれば、関係が浅い銀行などは鬼のような対応をしてくる事もあります。ただし銀行はお金を貸すのが仕事なので、ある程度慣れており、金融庁の目もありますので無茶な事もしてきません。電話に出て、会いたいと言われれば会い、逃げないで対応していれば大きなストレスにはならないとは思います。とはいえ、4つ、5つと、複数の銀行から資金調達をしている場合は、各銀行ごとに対応する事になりますので大変でした。

一方で、一般取引先への支払停止は、相手企業によりますが、なかなか厳しいです。大手企業の方がややスローだったり、緩かったりする傾向はありましたが、非上場の企業であれば基本、ガンガン来ます。もちろん金額にもよりますが。

主に以上の感じですが、広い範囲で言えば、倒産過程における毎月の資金繰り、月末がやってくる怖さと言いますか、今月乗り切れるかな?と考えながら資金繰りしながら迎える月末、これも辛かった事になりますね。

これは一時的な、例えば債権者との話し合いといった10分、20分、30分といった会っている時間に特に感じる辛さ、とは違って、とにかく昼も夜も、仕事中に限らず頭の中に常にある辛さなので、精神的には一番辛かった事になるかもしれませんね。もうこればっかりは「社長」にしか分からない辛さです。

「大変だよね。分かるよ」とか誰に言われようが、社長当人でないと絶対分からないです。分かるのは同じ状況にある社長だったり、あとは私みたいな倒産経験者だけですね。これはもう当事者でないと分からない辛さですね。

別次元で辛いこと・・・

あと1つ、これはもう上記に書いたものとは別次元での辛い事になりますが、「妻への報告」ですかね。うーん、これについては思い出すのも辛いので、詳しくは割愛させて頂きますが。

とにかく妻へは伝えずらいので、先送り、先送りでギリギリになってしまう方が多いと思います。実際、ブログ問い合わせを多くいただきますが、直前まで教えてくれなかったという奥様からの不満も多く寄せられます。うーん、本当に言うのがね、辛いです。

しいて言えば、普段から仕事の話をしているような家庭ですと、割と言いやすいかもしれません。小出しで上手く行ってないみたいな事を何カ月も話しつつ、ダメっぽいという話を切り出すとか、、、

ただし普段から仕事の、会社の話をあまりしないような夫婦だと、これなかなか言い出せないですね。私の場合、仕事の話をしても全くの「無関心」だったので、家ではほとんど仕事の話をする事がなく、そんな中でますますいいずらかったと記憶しています。逆を言えば、会社の話をチラホラするようにしておけば、言いやすいかもしれませんね。

あとは子供が大きい方は、子供たちに伝えるのも相当辛いでしょう。私の場合はまだ小さかったので、社長という職業自体も良く分かってなく、また「倒産」自体も良く分かってなかったので、たぶん今も良く分かってなく、パパの会社、勤務先が変わったぐらいにしか思ってないとは思います。ゆくゆく大きくなった時には説明しようと思いますが。。。

と書いていて思いましたが、自分の名前でネット検索すると倒産情報が出て来るんですよね。当時はもうすごい検索結果でしたが、今でもちょこちょこ記事が出たり、転職会議とかの会社紹介やら、従業員のコメントなどが出てたりしますが、子供が大きくなってくると親の名前で調べたりするんですかね。まー自然に分かっちゃうんでしょうね。

ネットでの倒産情報についても、またブログを書いてみようと思います。

さて、「倒産過程で起こる辛い事」の記事もだいぶ長くなりましたが、ので、続きの「弁護士介入後、実際の倒産終了までに起こる嫌な事」「倒産後、新たな生活が始まってからの嫌な事」は、また別の記事で書きたいと思います。

ご拝読、有難うございました。