倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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会社倒産・破産の相談。って誰にする?

倒産の可能性を少しでも感じたら

長年、中小企業を経営していると、「今月ちょっと資金繰り厳しい?」なんて経験はあると思います。もしも10年以上経営していて、特に起業社長の場合、「今月やばいかも?」なんて経験が1回もないような社長様がいらっしゃったら、たぶんそういった社長さんも沢山いるのでしょうが、まーでもたぶん、そういった方はこのブログには辿りついてないと思います・・・

ただし、何だかんだで乗り切っているから、今も会社経営されているのでしょう。そう、厳しい月があっても、普通は、何だかんだで乗り切れるのです。実際私も10年以上そうでした。資金繰り表で前もって把握してあれば、銀行からの融資や、支払の調整、自己資金の投入などなど、何とかなるものです。

が、それが割と慢性化してきたら、そこは注意が必要です。年に1回、2回なら良いですが、年に3回、4回と増えてきた時は、真剣に対策を考える時期と思います。いわゆる経費削減であったり、人件費の見直し(社員のモチベーションが下がらない事が大事ですが)、場合によっては移転だったりと。

何故なら、何だかんだで乗り切れるつもりが乗り切れなかった瞬間に倒産ですから・・・

大変な事務所移転こそ初期段階で検討

私の場合、移転しておけばと後悔がありました。家賃がそこそこの物件に入っていたのですが、移転はとにかくお金がかかります。なので後回しにしちゃってました。ですが、苦しくなってからでは、その移転の費用の捻出も出来なくなりますので、しくじりました。社員を減らしたり、経費削減したり、事業を縮小しながらスリム化していった時、無駄に広い事務所と、その家賃がネックになってきます。

例えば家賃150万ぐらいでしたら、半分ぐらいに下げた物件に移転しておけば年間で900万、最後苦しかった3年ぐらいを考えると2,700万です。移転費用なんて、2,700万に比べれば微々たるもの。どうしても移転は色々と大変なので後回しになりがちですが、倒産経験者からすると、初期段階でメスを入れておけば、倒産自体を防げたんじゃないか?と思えるほどに、最終的には大きな負担になったと感じています。

倒産の相談

前置きが長くなりましたが、倒産を少しでも意識し始めた時、誰に相談するか?ここはなかなか難しいところです。弁護士?いやいや、まだ意識し始めたレベルでは、相談しても仕方ない気もします。弁護士の場合、倒産しない為の相談というよりは、倒産の手続きの相談というイメージがあります。最終段階ですかね?

そうなると経営コンサルタント?これもネットで調べれば沢山出てきますが、どこを信用していいか?判断が難しいところです。そもそも、じゃあ経営コンサルタントのアドバイス通りに実施して、それでも上手く行かなかったら責任取ってくれるの?っていうと、無理でしょう。最終的には自分自身の判断、決断で進めてく事になるはずです。

が、経営コンサルタントは、色々な選択肢を提供してくれるとは思います。そこには、今まで自分では考えなかったような選択肢も多くありますので、最終的には自分自身でどの選択肢を採用するかを決めるにしろ、役に立つとは思います。金融の知識であったり、資金調達の知識など、特に銀行出身の経営コンサルタントの方などは、相当詳しいでしょう。まー、間違って大手コンサル事務所で若い担当者とかが付いちゃったとかだと、全くもってなんの参考にもならないと思いますが、、、

コンサルの注意点

個人的な経験からの感想なので、すべてには当てはまらないと思いますが、顧問料がそこそこ高かったです。ですので、私の場合は実際には顧問契約しなかったのですが。それでも何度も無料相談や、顧問契約の営業に来た際に、色々な話は教えてくれたので、その辺りを参考にさせてはもらいました。

確か顧問料で月に30万、40万だったと思います。まー社員一人分プラスαぐらいですので、高くはないのかもしれませんが、資金繰りに苦しんでいる状況でのプラスの支出になる訳で、うーんて感じでした。

実際にコンサルタントと契約されてサポートを受けている方もいらっしゃるかと思いますが、無理な延命には気を付けた方がよいかもしれないですね。先方からすると、倒産されたら顧問先が減ってしまうので、商売として考えれば「倒産させたくない」というのが根底にあると思います。もちろんその会社によるとは思いますが。

ただ、すごく厳しい状況でも、ひたすら延命や、お金が回ってなくて返済も大変なのに追加の資金調達ばかり進められているような状況?でしたら、ん?と思った方がいいかもしれません。ちょっとだけでも「倒産されたら顧問先が減るので困る」という経営コンサル会社の台所事情だけでも、頭の片隅に入れておくだけでもいいかなと思います。

私が実際に相談した先

私の場合は顧問税理士事務所に相談していました。会社の数字は誰よりも知っていますし、もちろん隠す事もなくというかガラス張りですし。これは税理士事務所次第ではありますが、そういった相談も乗ってくれるような先生でしたら、一番いいと思います。

実際にコスト削減の話であったり、資金調達から、リストラ政策まで、様々なアドバイスをしてくれていました。現状の売上状況、粗利状況から、こことここはこの水準まで下げればとか、数字のプロですので的確なアドバイスでした。まー結果倒産しちゃったんですが、個人的にはあと1-2年早く相談していれば、倒産も防げたなと実感しました。とにかく、倒産経験者からすると、すべてにおいて「少しでも早く」動く事が大事だったんだと、後から思った事です。

現実的な倒産相談

いよいよもう倒産か?ってなったら、最後は弁護士事務所でしょうかね。ですが、紹介もなく弁護士事務所を選ぶのは、なかなか大変かもしれませんね。私の場合は紹介があったので、とても良く対応してくれましたが、新規で探すとなると不安もあると思います。ただ単に、倒産を事務的にこなしているだけのような事務所だったら、破産裁判も不安になります。

とりあえず、今はネットで調べても、無料相談というのが沢山ありますので、2つ、3つと無料相談を利用しながら話を聞いてみるのがいいと思います。弁護士は守秘義務がありますので、話した内容が漏れる事はありませんので、セカンドオピニオンではありませんが、多少なりとも倒産を感じたら、まずは相談してみるのが良いかと思います。

仮にまだ倒産という状況でなかったとしても、相談する事によってアドバイスを受けたり、参考になる意見をもらえる可能性もあります。まずは「何も動かない」というのが大きなマイナスですので、色々な知識を習得するだけでも意味がありますので、とりあえず相談してみるのは絶対にプラスになると思います。

とにもかくにも、早く動く事が大事です。なかなか倒産について、会社が苦しい事について、相談ってしずらいとは思いますが、いずれ相談する事になる可能性があるのであれば、少しでも早く動く事を強くお勧めします。それが無駄足になったとしても、相談した事で得られる事は大きいでしょう。