倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

スポンサーリンク

世の中やったもん勝ちの現実

ビジネスの世界のグレーゾーン

「正直者が馬鹿を見る」とは上手い言葉ですね。世間を騒がしている理事長やら会長やら、遡ればホリエモン然り。やったもん勝ちといのはどんな世界でもビジネスの世界でも共通です。

これら有名人だけでなく、数多くの経営者も見てきましたが「お金を残す」事を目的と考えるのであれば、グレーゾーン、時にはそれが黒くても、やったもん勝ちと感じました。

もちろん全くもって綺麗で全くグレーな事すらないままに成功してお金を残している方も多数いらっしゃるとも思いますが、私のように全く綺麗でグレーゾーンにも手を出さずに最後失敗しちゃった人から見ると、あーもっとずる賢くやってればなーと思ってしまいます。

負け犬の遠吠えなのでしょうけど、あまりに綺麗にやりすぎてました。側でグレーゾーンやってる経営者をたくさん見てきましたが、やっぱり儲かってます。お金残してます。

実刑食らって刑務所入っても、お金があればやり直せるんですよね。なんとかエモンだけでなく、私の身近にもいるんですよね。刑務所、つまり真っ黒で稼いでも、稼いだ以上を取られなければ人生としては全然黒字で、歳取ってお金に不自由な貧乏に成り下がる事もない。

結局は誰に何言われようが勝ちなんですよね。ホリエモンほど騒がれても勝ちですし、ホリエモンほど騒がれる人は稀で、実際にはこっそり稼いでこっそり刑務所入って、場合によっては実刑食らわずにこっそり執行猶予で済んで、今は豊かに暮らしてるとかね。ましてや真っ黒でなくグレーゾーンで稼いでがっぽり溜め込んで悠々暮らしてるなんてうじゃうじゃでしょう。

私の場合は上場目指して真っ白しろでした。それが失敗の理由では無いんでしょうが、やり方次第ではいくらでもお金を残すことは出来たと、いくらでも思いつきます。そう、事業失敗の要因というのは、具体的には色々な要因があって、場面場面での判断ミスや、資金繰り計画の甘さ、たくさんあります。ただ、1つ何?と挙げるとすると、今思えば「ずるさが足りなかった」の一言が一番しっくりきています。中小企業経営者に一番言える失敗者からのアドバイスでしょうかね。

だからグレーなこと、真っ黒な事をした方が良いとは言えませんが、失敗経験者として言えることは1つ「最後にお金を残す、増やすことが目的であれば、グレーでも黒でも選択肢としては全然あり」って感想ですね。最後はお金です。自分の贅沢はどうでもいいですが、家族を守る、子供をしっかり育てる、妻との老後に備える、人生で大事なところでは必要なんですよね。

1億取られたって、3億溜めてれば、全然生きていけます。刑務所入ったって堂々とテレビ出てる人もいます。その人のせいでどれだけの人が被害を被ったなんて世間は忘れてますよね。もはやホリエモンが犯罪者で刑務所服役していた事実すら、知らない人、忘れている人も多いのでしょう。株式市場の混乱、暴落で多くの人が被害にあいました。ライブドア被害者の会1,000人だけで50億円以上と言われています。

日大の某理事長も、どんなに叩かれてもお金溜め込んでれば辞職して悠々暮らしているんでしょう。グレーなのか黒なのか?いまだ逮捕されてないという事はグレーなのですかね?まー仮に今後逮捕されて黒だったとしても、生涯お金には不自由しないんだろうなって思います。

テレビ出てる有名人を見て思っただけではなく、周りの中小企業 経営者見ていてもやったもん勝ち、グレーゾーンで稼いでる人は本当に多いし、結局は人生で考えればそっち勝ちなんですよね。

グレーゾーンに手を出すかは自分の判断でしょうが、そっちでお金が貯まるんなら、、、倒産破産するぐらいなら、そっちが全然正解ってわけですよー

負け組の遠吠えではありますが、今の世の中で中小企業経営者として生きていくには、度合いは人それぞれですが、ずるさはとても大事だと感じたという話でした。

ちなみに、これはどんな成功本にも載ってないでしょう。(というか載せられない)
良く言われるのが、成功したらあとづけで美談をいくらでも作れる、成功者の話や理論の表面上の話を聞いても意味がない、ってやつですね。