倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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支払停止後の反応・対応 ~銀行以外~

逆の立場

10年以上経営していく中で、逆に取引先が倒産してしまう事も何度も経験してきました。売掛金があったケースも多々ありましたが、幸いにして10万円以下が多く、多くても20万ほどでした。

売上10億円規模の会社でしたので、特に特別なアクションはしなかったですね。そもそも、弁護士介入後に管財人から来た通知で知ったケースばかりでしたのでアクションしようがないですが。

ただ、売掛金未入金に関しては、1日でも遅れるとすぐに担当営業から取引先へ連絡して対応はしてました。2日目、3日目となると、やはりかなりしつこく、ただし取り立てに行くような行動はなかったです。

今回、自分が倒産する立場になりましたが、やはり結果は同じ感じでした。大きな会社に対して少額の債務であれば、基本的に相手も電話連絡のみ、会社によっては1カ月何も連絡がない会社もありました。数か月なんの連絡もない会社も1社だけありました。

債務者(社)数

取引先への支払いが出来なくなった際、払えなくなった取引先は何社ぐらいあったのか、、、つまり最終的な債務者(社)は何社ぐらいだったかといいますと、恐らく30社以上あったと思います。資料を見返せば正確に分かりますが、とりあえずざっくりです。

多い、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば電話代、電気代等々、締め払いで払っている会社に関しては、弁護士介入後は一切支払いがSTOPとなりますので1社にカウントされますので、そのぐらいになってしまいます。

電話、プロバイダー、電気、運送会社、リース会社、消耗品を発注している会社、産廃業者、社会保険、雇用保険、税務署、携帯電話会社、警備会社、家賃、コピー機カウンター料、保険、インターネット回線、クレジットカード会社、これに取引銀行が加わると、本業の部分とは関係ないところで20社以上が債権者になっていました。

取り立てがなかった債権者

もっとも、家賃、運送会社、税務署、社会保険、雇用保険等以外は、金額も少ない為、取り立ても全くありませんでした。

税務署、社会保険事務所、雇用保険事務所についても、弁護士介入まで数カ月滞納していましたが、督促状が届くぐらいで、ほとんど連絡はありませんでした。実は税務署など一番厳しいと思っていたので、いつ来るかとドキドキしていましたが、最後まで何もなかったです。税務署は国の機関ですので特権があるようで、裁判所を通さずに口座を差し押さえたりなどが出来るとネットで調べて恐れていましたが。

取り立てがきつかった債権者

それ以外の債権者は、本業に関わる会社様です。つまり買掛金のある取引先で、10万円以下の会社もあれば、100万円以上、1,000万以上の会社様もありました。

当然、金額が大きい会社様は取り立てもきつかったです。私が逆の立場でも同じですが、毎日のように事務所にやってくる会社様もおりました。

また、金額が小さくても、厳しい会社は厳しかったです。10万、20万でも毎日来る会社は来ました。特に中小企業は厳しかったです。

あまり具体的な内容はブログでは書きずらいですが、アドバイス出来るとしたら、債権者の数を減らすようにした方が良いと思います。10万円の債権者でも、100万円の債権者でも、債権者1社としては同じです。10社、20社と対応すると相当しんどいです。ですので、余力が多少あれば、少額の債権者であれば支払ってしまった方が、全体の債権者数を減らせますのでお勧めです。

例えば10万円未満が15社、10万~50万が5社、50万~100万が3社、100万~1000万が2社、1000万以上が1社、合計26社だった場合、全部未払いで対応すると相当しんどいです。電話や来社に対しての対応、返済計画書の提出等々、1社だけでも相当な時間を費やしますので、26社を社長一人で対応するのは実質不可能となり、そうすると連絡が取れなかったり、対応が遅くなっていまう債権者が増えていき、そこがさらに厳しい取り立てになり、どんどん行き詰まってきてしまいます。

であれば、10万円未満お15社は払ってしまって、残り11社を対応するか、または余力が多少あれば50万円未満の20社を払ってしまい、残り6社を対応する事をお勧めします。

6社と言っても、これに銀行が加わると10社以上になりますので、かつ金額も大きな債権者ですので、これでも大変です。ただ、それ以外の債権者数をなくす事で、債務の大きな債権者に対して、しっかりと対応できますので、十分な時間を取れる事になります。

大事なアドバイス

最後になりますが、1つ大事なアドバイスを書いて終わりにします。
ごく普通の事ですが、連絡をばっくれない事、これが結構大事です。電話には必ず出る、出れなくても必ず折り返し掛ける。これが出来る出来ないで結構変わってくると思います。電話連絡が付かなくなると、やはり不安になります。そして何度も電話してきますので、電話が鳴る回数がどんどん増えていきます。そして更に逃げ出したくなります。

3回に1回出ればいいなんていう人もいますが、私の場合はほぼ100%対応していました。そのせいか分かりませんが、債権者と口論になる事はほとんどなかったです。10社が毎日かけてきても10回だけです。毎日掛けてくる会社は少ないですので、結果的に1日数本になります。これがばっくれたりしていると、1社で1日何回も掛けてきますので、20回、30回と電話が鳴り続けるようになります。これは嫌になります、しんどいです。逆に常に電話に出て対応していると、電話してくる回数も減っていきます。最初の2週間、毎日電話してきた会社が、2日に1回、3日に1回と減っていきます。毎日電話してきた会社が、週に1回に減ったケースもありました。最初は大変ですが、何度も電話してきても話す事も無くなりますので、とにかく電話に出る、来社に対応する、結構大事です。

こうして過去の事を思い出しながらブログに書き出していると、色々な事を思い出してしまいますが、再建出来ないほどに切羽詰まっておられる方の助けに慣れるようなアドバイスは色々と出来ますので、お気軽にご相談して下さい。