倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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初めての債権者集会(実況編)その①

債権者集会

初めてのこれ、自分はあまり緊張とは縁がないのですが、それでも緊張しましたね。債権者集会、って文字からして怖いイメージです。当時、ネットで色々と情報を集めましたが、具体的に書かれているページも見当たらず

何となくですがテレビのイメージで「債権者が集まって破産者を質問攻めにしているような」そんなイメージがありました。または、債権者集会は裁判所で行うので、何だかこう「法定」のようなところに立って、「被告人」とか呼ばれちゃうんじゃないかとか、全然イメージが沸きませんでした。

事前に弁護士先生から「そんなんじゃないので安心して」と言われ、大きな会議室のようなところで、長テーブルにパイプ椅子で。みたいに聞いてましたので、ドキドキしながらも、想像とは違って大丈夫そうとは思いつつ、やっぱり1回目の債権者集会を体験するまでは、ひやひやドキドキでした。

債権者集会当日

弁護士先生と裁判所で待ち合わせ。当日は緊張しつつも前もって裁判所そばへ到着し、近所の喫茶店で一息取ってから裁判所へと向かいました。服装はもちろんスーツです。

入口では手荷物検査が行われています。ま、空港のそれと同じようなイメージで、特に問題なく通過して、待ち合わせ場所で待ち、弁護士さんと合流しました。周りには沢山の人がいて、「これ、みんな裁判やるのか?」「みんな自己破産?」「いや、色々な裁判があるから違うか」とか観察しつつ。近くから聞こえてくる会話に耳を傾けると「離婚の話」とかが小耳に入ってきます。なるほど、離婚関連の調停?とか裁判?もやってるみたいです。

まー特に具体的な会話は交わさず、そのままエレベーターにて指定のフロアへと向かいます。というのも、当然、管財人様も裁判所に来ている訳で、何か変な会話を聞かれても嫌なので、おとなしく。変な、とは書きましたが、特にやましい事はないのですけどね。

いざ、債権者集会の会場へ

エレベーターを降り、会場の入り口へ向かいますと、たまたま管財人の先生も受付にいたのでご挨拶。そして受付へ。受付といっても、長テーブルにリストが書かれた紙が置いてあり、受付の人に会社名と自分の名前を告げると、リストにチェックしていたと思います。

そして「すでに債権者の方が〇名来られてますね」と。「う、、、来てるのか」と緊張が高まります。通常の破産裁判の場合、銀行などの債権者はほとんど来られないようです。なので「誰も来ないで、、、」と祈っていたのですが、受付時点ですでに願い叶わず。

会場は縦長で、前の方にテーブルとパイプ椅子のセットが確か4~5セットぐらい設置してありました。どうやら、それらのテーブルにて同時進行で債権者集会が行われるようです。そして、前方に向いた椅子が20列(1列15脚×20例)ぐらい置かれていて、出席者が自由に座って待機しているような感じです。知ってる人がいないか?と、きょろきょろしちゃいました。

続々と来る債権者・・・

そして座っていると、知った顔がチラホラと、、、取引先の債権者だったり、銀行の方だったり。弁護士先生へ「〇〇が来てます、あの方です」とコソコソ話をしつつ。また、受付からは「株式会社〇〇の債権者です」「株式会社〇〇ですね」といった声が聞こえてきます。「また来たか・・・」「なかなか来てますね」と弁護士先生と話しながら、始まるのを待ちます。

債権者集会の開始

時間も迫ってくると、会場にはそこそこの人が集まり出します。ざわざわした感じですね。そして「これから債権者集会を始めますので、名前を呼ばれた方、担当の弁護士、管財人は、指定した番号の席へお越し下さい」みたいなアナウンスがありました。(正確には覚えてませんが、そんな感じのアナウンスでした)

最初は呼ばれず、最初の5名はみんな個人の自己破産のようでした。呼ばれた方、本人と弁護士、管財人と裁判官がそれぞれ席に着きます。テレビで見る法廷のような感じとは全く違って、パイプ椅子と長テーブルにそれぞれ座っているイメージです。

そして債権者は誰1人として来てませんでした。なるほど、個人の自己破産だと、基本的に誰も来ないのか、と観察しながら待ちます。

各テーブルの様子を見てると、債権者もいないので、裁判官が文を読み上げるだけでどんどん進行していきます。債権者がいれば債権者に説明しながら、質問を受けながらと進むのでしょうが、誰もいないのでただ読み上げるだけで進んで行くという不思議な光景です。そして、あっという間に「では終了」みたいな感じで終っていきました。

あー、自分のもこんな感じでサクサク終わればな、と願いつつも、債権者も沢山来てるので、それは「ない」なと覚悟しつつ。

いよいよ自分の番

全てのテーブルが終わると、続いて次の人たちが呼ばれていきます。そして私も呼ばれました。「株式会社〇〇、及び代表の〇〇さん。及び債権者の方もお越し下さい。」みたいに呼ばれたと思います。

するとどうでしょう、債権者の方の人数の多いこと、多いこと。。。10人近い人が呼ばれた席へと集まってきます。そして案の定、私のテーブル以外は全て個人の自己破産で、誰一人債権者はいない状況。まだ名前を呼ばれず待っている人たちからすると「お、あのテーブルはにぎやかな事になってるな、、、」という目線を浴びます。

私と私の弁護士先生が横に並んで座ります。その前にテーブルが置かれています。そして右側に管財人と裁判官が座っています。逆L字型のような位置関係です。そして正面に債権者の方々が、テーブルはなく、パイプ椅子のみでこちら向きに座っています。

ちょうど「コ」の字のような感じです。コの字の下「 _ 」のところに私と弁護士、コの字の右側「 |」に管財人と裁判官、コの字の上のところ「  ̄ 」が債権者の方々という位置関係です。債権者が多すぎるので、パイプ椅子が追加されて2列になっていました。

やはり、法人の破産裁判、かつ債務額も数億になってくると債権者の方も来られますよね。ご足労かけて申し訳ないです。数名だけ見た事のある方がいらっしゃったので、目が合いますので軽く会釈を交わします。

そして、いよいよ債権者集会が始まります。

弁護士先生からは「何か質問などあった場合でも、全て私が回答するので、一切答えないで大丈夫ですからね」と言われました。質問やら、怒号やら、罵声などが飛び交ったらどうしよう・・・と緊張しつつ、スタートです。債権者がこんだけ来るケースも珍しいようで、管財人も裁判官もやや気合?を入れつつスタートです。

その②へ続きます。