倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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Xデイ<債務不履行日、弁護士介入日>に何が起こる?自宅に債権者が押し寄せるのか?(1)

XーDAYについて

いつをエックスデイと呼ぶか、社員に通達する日でもあり、債務不履行日でもあり、弁護士介入日でもあり、色々ありますが、とにかく修羅場の日ですね。ここでは(1)債務不履行日 と、(2)弁護士介入日 に何が起こったかを書きたいと思います。

なお「倒産します」って、社員に通達する日も修羅場でありエックスデイでもあります。これは、続けて別ブログにて書きたいと思います。

債務不履行日を覚悟した経緯

すでに銀行はリスケ済み、新規借り入れも出来ない中、銀行への借入返済も利息だけになっており、いわゆるキャッシュフローさえマイナスにならなければ経営を続けられる状態でした。が、一時的な資金繰りの悪化は、即倒産に繋がる状況でした。

毎月の入金、支払いをやり繰りしてはいましたが、色々な出費のタイミングが重なる時は来るものです。それが単月であれば、その月はしのいで、翌月その分多く入る入金で補てんして資金は回りますが、それが2カ月続くと苦しくなります。

リスケからしばらくは順調でしたが、タイミングが重なる月がやってきました。前もって分かっていたのでメインバンクへも相談。ちなみにメインバンク以外に相談しても、そういう事はメインバンクさんでお願いと言われました。ですが、リスケ中で利息しか払ってない状況では、新規の借入も出来る訳もなく、本部にも掛け合ってもらいましたが全然無理でした。せめて少しでも元本返済が再開していればとは言われましたが。

すでに自己資金も投入しきっていたので、いわゆる「なす術ナシ」状態です。数百万であれば何か模索したかもしれませんが、その時は色々と重なりすぎて1,000万以上の資金ショートでしたので、覚悟を決めました。リスケした当時から、遅かれ早かれ来るのかなとは思ってましたが、であればもっと早いタイミングでも良かったかも?傷口が浅いうちに。今思えばですが。

(1)債務不履行日に何が起こる?

月初の段階である程度の月末資金の入出金は把握出来ますので、10日ごろには覚悟を決めてました。幹部社員と会議を重ね、やむなく今月末の支払いを止める事となりました。ないものはないので、考えてもどうにもならない状況でしたが。

そうなると当然、債権者もやってくると思います。社員の解雇も決断しました。前もって伝えると混乱が起きるので、また取引先等に情報が漏れても大変なので、やはり社員への通達は解雇当日にしました。月末、確か25日とかに設定したと思います。

そしてエックスデイ、月末最終日の31日、ほぼ全ての支払いをSTOPしました。一部だけに支払うと優先弁済になってしまうと勉強していましたので、ほぼ全部止めました。電話が一杯掛かってくるのかと待ち構えてはいました。

が、結論としては、何も起こりませんでした。今まで支払自体、ほぼ遅れた事がなかったので、まさか無いでしょう?と思われていたのか、又は、そもそも月末最終日に全ての入金をチェックして、未入金企業へ連絡をする会社もそうそうないのか?とも思います。

翌月1日、2日と入金が無ければ「入金ないですが、ご確認下さい」と連絡が来るぐらいが普通なのかもしれません。結局はその「エックスデイ」は、何事もなく終わりました。

債務不履行日以降

その後、翌月の1日、2日、3日と、続々と連絡が入るようになりました。この時点ではまだ弁護士にも相談してなかったので、当然弁護士介入という訳でもなく、容赦なく電話が来ます。

社員はほぼ解雇していたので、残った数名で債権者対応に追われる日々が始まりました。来社される人も増えてきました。支払計画書の提出を求められたり、「払ってもらうまで今日は帰りません」という方もいたり、日に日に問い合わせの数は増えていきました。

ですが、基本的に「居留守」は一切使わずに全て対応していたので、「連絡が取れないから電話しまくる」とか「会社がなくなってないか確認しに来る」といった事はなく、債権者1社あたり、1日1回、数日に1回連絡が来るような感じでした。

たぶん、電話にも出なかったら、もっと大騒ぎになっていたと思います。とりあえず全ての電話に対応していたので、連絡が取れている事で安心感を与えたのかもしれません。事情説明に外出する事も多くなり、ほぼ毎日、対応に追われ、かなり忙しい日々を送っていました。

ですが、債権者以外の取引先は、当然知る由もないので、普通通りに受注が入ってました。普通に受注を受け、普通の取引を継続していたので、売上自体は急激に落ち込む事はありませんでした。ここは意外でした。業界内に噂で広まると思ってましたが、ほぼなかったです。

ただ、さすがに2カ月、3カ月と続くと、なかなかしんどくなってきます。諦め始める取引先も出てきたり、「もう倒産手続きしたら?まだしないの?そうすれば取り立てしなくて済むからさー」と言ってくる取引先もありました。

逆に厳しく怒鳴り込んでくる会社も出てきました。この立派な企業がこんな手荒なことをするのかって思う事もありました。各社の支払計画を相談したり、再建へ向けた計画書も作り、債務は残ってしまうが、再建出来ないか?と色々と模索していましたが、一部キツイ締め付けが増えてきたので、精神的にも体力的にもキツくなり、弁護士へ相談する事にしました。

債務不履行日前後に起こった事は以上のような感じです。眠れない日々が続くと思ってましたが、意外にも、疲れてぐったり良く寝てました。。。

次回「弁護士介入日に何が起こる?」に続きます。