倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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会社倒産・自己破産後に良くなった事 ~自己破産後の再スタートへの心得~

人生のターニングポイントである会社倒産・自己破産

人生のターニングポイントと言えば、通常は受験、就職、結婚であったり、子供が産まれた時であったり、人によって色々なターニングポイントがあると思います。

ですが、倒産経験者としてのターニングポイントは、もう「倒産」しかないですね。ターニングポイントを境として人生が変わりますが、「倒産」を境に生活は変わります。

ただ、まだそんなに年数は経ってないのですが、今はすでに「あのころ」の事は忘れてしまっているんですよね。「あのころ」というのは、社長だった頃、また「あのころ」というのは、倒産前後のドタバタしていた時期もそうです。

今は今で新たな生活がスタートし、日々過ごしていますので、今が日常であり、昔のこと、社長だった頃の事は、そんなに強く印象には残ってないんです。不思議なものです。

確かに、年末年始に海外で家族と過ごしたこともありましたし、高級車にも乗ってましたし、叙々苑に食事に行くと店長が挨拶に来たり、まー今思えばいい暮らしをしていたかもしれませんが、それでも忙しすぎてお金を使う暇もなく、夜遊びもほぼ皆無、仕事の付き合いで月1回程度飲みに行くぐらい、で、勝手に貯まってったお金で家を買い、その家も最後には無くなっちゃいましたので、いやー何だったんだろうという感じです。

倒産後の生活の雑感

今んところ、今の会社で実績を出し、上に上がってある程度の収入を得る事が一つの目指すところであり、それで普通の生活、人並みの生活が出来れば、家族が普通に暮らしていければ、もうそれで充分な感じです。

むしろ、いい暮らしをしながら、月末の資金繰りや普段の銀行とのやり取り、お金の心配をしながらいい暮らしをするなら、今みたいにそのような呪縛から放たれて普通の生活を送れる方が、幸せなのかもしれません。

昔からお付き合いのある社長さんは沢山いますが、確かにいまだに順調で裕福な暮らしをしている人もいれば、あの頃は良かったけど、今は大変な社長さんも沢山います。3年先、5年先、10年先と、中小企業の社長は常に経営と戦っている訳で、本当、大変な仕事だと思います。

今はそこから解放された事、つまりは会社倒産、自己破産後に良くなったこと、というタイトルそのまんまですが、倒産というターニングポイントを経て得た今の生活スタイルも、決して悪くはないと思っています。

まー、正直物足りないところはあります。サラリーマンと経営者では、背負うもの、リスクも違いますし、その分、得られるものも大違いですので。。。それぞれ良いところ、辛いところがある訳で、どっちがいいのか?と言えば、答えは難しいところです。

会社倒産、自己破産後に良くなった事

・月末が苦じゃ無くなった事
・資金繰りの心配がなくなった事
・銀行に頭を下げる必要もなくなり、いつまで続くのかという不安も消えた事
・未来だけを考えれば良くなった事

やっぱり中小零細企業にとっての「資金繰り」ほど辛い事はありません。また起業したい気もありますが、資金繰りの辛さを考えるとためらいます。

会社経営は、自分がいくら頑張ってもどうにもならない事があります。外的要因で経営危機になったり、社員が働かなかったり、原価が上がったり、利益率が下がったり、色々な要因で上がったり下がったりします。自分の頑張りだけでは会社の経営には反映されず、様々な要因が重なり合って反映されていきます。

でも、サラリーマンになれば、自分次第です。もちろん100%自分次第ではないですが、自分の頑張りは自分の成果に繋がります。少なからず外的要因もありますが、でもほぼ自分次第です。これは、経営を経験した人からするとすごく楽です。サラリーマン同士の愚痴なんか、もう全然何ともですよ、そんぐらいの不満かーって思う事も多いです。

決まった月末になれば給与が入ってきます。毎月の支払いもありません。(破産して借金0になってますので)成績がよかろうが悪かろうが、その月の会社の数字が良かろうが悪かろうが、勝手に給与が入ってきます。成績良ければ営業なら給与が増えます。

今までは、月末が近づくと、あー給与払わなきゃ、ボーナス時期が近づくと、あーボーナス払わなきゃって考えていましたが。これが無い事だけでも、ねえ。

結局は資金繰り

と、色々書きましたが、やっぱりお金の事ばかりです。つまり、資金繰りなどから解放された事が、一番楽になれた事です。

休みの日に資金繰りの心配する事もなく、夜寝れずに考え込む事もなく。仕事中だけ仕事に集中して頑張ればいいんです。まーちょっとさぼってもいいですし。サラリーマン、あーこんな気楽な職業だったのだと、忘れてました。また社長に戻ろうという気にはなれないですね。

だから、って訳ではありませんが、倒産した後の事、どうしても不安になったり、心配だったりすると思いますが、再スタートをしっかり掴めば悪くはありません。夏休みだー、ゴールデンウィークだ―、経営していると「その間の売上が減るけど、固定費、人件費は減らないなー」って思ってましたが、今は心から休みを満喫できます。

倒産後、良くなったことというテーマで書きましたので、やや極端な内容にはなりましたが、やっぱり「倒産は終わりではなく、通過点です」という私のいつも書いている言葉に尽きます。倒産して新しい生活を始める事、新しい未来へ進む事が大切であり、倒産がゴール、終わりではないと。特に、長い人生というスパンで考えれば、ひとつのターニングポイントにはなりますが、あくまで倒産は通過点だと実感しています。

実際、自己破産しても困る事ってそんなにないです。カードはデビットカードを作れば良いですし、あ、ただ住宅ローンが組めないのは痛いかもですね。老後を考えると持ち家でないのは少々不安でもあります。まーでも、これから空家は増える一方ですし、最近は1円物件というのもあるそうですし、前を向いて頑張っていきます。

かなり自由な感じで書きました・・・