倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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会社倒産情報はどの程度ネットに出るのか?いつか消えるのか?

倒産と共に出回るネット情報

会社が倒産した時、気になるのがネットでニュースとして出回るのか?について。いつ、どの時点でニュースとして出回るのか?など

会社名だけでは個人は特定されませんが、代表者名がどの程度ネットで告知されるのか?についても気になっていました。

さて、実際に倒産してどうなったかを書きたいと思います。

これは会社の規模にもよると思いますが、私の場合は沢山出てましたね。と言っても、特に上場している訳でもなく、社会的に認知度の高い会社でもなかったので、普通に生活している人の目にはほとんど触れない程度?だったとは思います。

これが例えば、B to Cでお客様相手に商売していて、被害者が出ているといった状況であれば、世間やメディアの食いつきも違ったと思います。割と小さな会社でもニュースになってりしていますので。

私の会社はBtoBの事業だったため、一般消費者には被害者もおらず、幸い派手にニュースで取り上げられることはありませんでした。

どの程度ネットで会社名、個人名が流れたか?

会社名で検索すると、もう何ページも倒産ニュースが出てきました。「〇月〇日、株式会社〇〇(代表取締役〇〇)は、〇〇により事業を停止し、代理人〇〇弁護士へなんたらを委ねました。」みたいな記事です。

記事によっては詳しく倒産の原因が書かれているものもあれば、シンプルに2-3行の記事もありました。そして、そうやって配信されたニュースがコピペされて拡散されているといったイメージです。

色々と記事を見てみると、まー元の記事は3つか4つか5つぐらいだったと思います。それらが転記されていたり、リツイート的に出回っていたり、ブログで取り上げられて感想が書かれていたり、ですね。

もちろん個人名で検索しても、たくさん。代表者名はセットで記事に含まれているので、同じぐらい出てきてました。

どのタイミングでネットに流れるのか?

倒産はざっくりと「支払停止」→「弁護士介入」→「破産申し立て」→「破産裁判(債権者集会)」→「免責許可決定」といった流れで進んで行きますが、弁護士介入時点で流れていました。

弁護士介入時点、つまり弁護士先生が各取引先、債権者へ受任通知(弁護士が代理人となったので、今後は弁護士宛に連絡下さいみたいな通知)を出して2-3日後に流れてました。当時の正確な記憶はありませんが、いまだに検索すると記事が出て来るので、ちょっと調べたら分かっちゃいました。

その後、破産申し立てを行ったタイミングでも別の記事でのニュースが流れていたり、破産開始決定されたみたいな記事もありました。

まー、色々あって落ち着いた後、昔の友人、高校、大学など、今は普通に会ったりしたり、ちょっとした同窓飲み会などにも顔を出していますが、「ネットニュースで見たよ」とか「〇〇から聞いてネット見て知ったよ」とかはちょこちょこ言われます。あえてわざわざ私の名前で検索する人はいませんが、人づてに聞いて検索ってパターンが多いのですね。

いつまで記事がネット上に残り続けるのか?

当時たくさんだった記事も、時が経つにつれて徐々に減ってきました。1年ぐらいではまだ2ページぐらい残っていた気がしますが、2-3年ぐらい経つとだいぶ減ります。

今現在、ちょっと検索してみたら、会社名で2つ、個人名で3つの倒産記事が残っているだけでした。あんなに沢山出ていた記事が減って、何だかホッとします。今後あと1-2年経つと完全に消えるのか?または2つ3つはずっと残り続けるのか?たまに確認してみようと思います。

子供たちが大きくなった時、自分の名前で調べたりして、出てこなければなーなんて思ってますが、倒産以外の検索結果もまだ残ってるんですよね。例えば「Find job」といった転職口コミサイトなどに、会社名と代表者名、そして転職の口コミやら会社概要やらと、、、あとは普通に取り上げられた記事、ニュースなどもチラホラと。

完全に消えるのはいつになるやらですね。