倒産経験社長の実体験ブログ

私の経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなど。当時不安で情報を探しましたが参考サイトはほぼ見つからず。そこでこのブログを作りました。経営危機の方や、倒産しそうな方、また中小企業経営者で倒産について知識として知っておきたい方、当時知らなかった事、知りたかった事、倒産にまつわる様々な情報です。質問相談なども受け付けます。

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破産後の就職編その② 中高年の破産社長の再就職チャレンジ(2)

倒産社長の再就職について、前回のブログは前置きが長くなってしまいましたので、こちらから本題です。

再就職へのアドバイス

経験者目線でアドバイスをいくつか書かせて頂きます。

事前準備

これが結構大事です。今までは、エンジャパンやリクナビなど、各種求人サイトへ求人掲載し、応募者の履歴書や経歴などを見る立場でしたが、これからは見られる立場です。せっかくですので、見る立場だった時の事を思い出して下さい。

結構いい加減な履歴書などのデータも多くありましたが、いい加減なのは大体見抜いていたと思います。今回、元経営者という事で応募していきますので、内容は相当しっかりしたものを用意する必要があります。「しっかり書けてるな。あー、元経営者か、なるほど」で普通です。粗末な履歴書内容で「これで元経営者か、そりゃー潰れて当然だな」と思われたら終わりです。

ただでさえ、中高年の応募は内容自体見られる優先度が低いです。どの企業も20代が欲しいでしょうし、即戦力といっても30代が中心になるでしょう。そんな中で40代、50代の中高年が書類審査に通り、面接まで行くには、最低限しっかりした応募資料の作りこみが大事になります。

各求人サイトへの登録作業

とにかく時間がかかります。が、焦って中途半端な内容で登録はせず、しっかりした作りこみが大切です。書類選考が通るかどうかは、この作りこみ次第です。

まずは基本となるベース文章を作成するのが良いと思います。履歴書を作り、職務経歴書を作り、自己PR文章を作り、1つ1つしっかり作りこんでいきます。職務経歴書では、今まで働いた事がある会社の経歴を記載しますが、分かり易く丁寧に書き、アピールポイントなどもしっかり織り込みながら作っていきます。

以下に記載するような転職サイトへ登録していきますが、これらのサイトを読んでいくと様々なアドバイスが書かれています。それらを参考にしながら、書き直しながら、仕上げていくのが良いと思います。

どこかのサイトでは、作った文章を無料で添削、アドバイスしてくれるサイトもありました。参考までに私の場合、作りこみに1週間ぐらいかけました。

さらに、サイトによって、自己PR文章が300文字以内だったり、1,000文字以内だったり、サイト次第で各項目の文字数制限があります。なので例えば自己PRでも、300文字バージョン、1,000文字バージョンなど、複数用意しておく事になります。

 

文字数カウントについて

以下のサイトが便利です。文章を入力すると、文字数が表示されるサイトです。他にも色々試しましたが、個人的にはこのサイトが正確かつ使い勝手が良かったです。

http://phonypianist.sakura.ne.jp/convenienttool/strcount.html

 

履歴書、経歴書について

以下、私が利用していたサービスです。(キャリアインデックス)

https://careerindex.jp/login

ここにデータを登録すると履歴書が出来上がり、PDFへも変換できますので、そのまま履歴書の印刷が出来ます。私の場合はPDFデータをSDへ保存し、コンビニで少し硬めの紙に印刷していました。 

 

私が登録したサイトについて

ざっと以下の通りです。

マイナビ、リクナビ、エンジャパン、DODA、キャリアインデックス
こちらは、いわゆる普通の転職サイトです。

ビズリーチ、ミドルの転職、カーバー
こちらが、ややハイレベル向け転職サイトです。

あとは「転職エージェント」を利用できるサイトも多数ありますので、それらも利用していました。 

各種データの作りこみが終わったら、これらのサイトへ順次登録していきます。1つのサイトでも結構時間がかかりますので、全部となると何日もかけて行うぐらいの感覚でいいと思います。あらかじめ作ったベースをコピペしながら、修正を加えながら、手抜きせず、しっかり入力していきます。

 

求人応募開始

極論を言えば、中高年であれば「片っ端から申し込み」でいいと思います。とはいっても、勤務地や、給与条件、勤務条件、業務内容などで判断した上での「片っ端から」という意味です。応募しようか悩んだら「応募」です。

活動を始めていくと分かりますが、基本的に書類選考が通りません。年齢で弾かれます。実際私も逆の立場の時は年齢で弾いてましたし、、、
変な法律のせいで求人募集に年齢性別で制限掛ける事が出来ないので、探している人材が20代、せめて30代だな、、、と企業が思っていても、それを記載出来ないですよね。ぶっちゃけ迷惑な法律です。(雇用機会均等法???)

そのおかげで、もともと年齢対象外な求人だとしても、分からないので応募するしかないんですね。なので、変に応募しようか迷っている時間があるなら、その時間がもったいないので、「応募」しちゃった方がいいという意味での「片っ端から申し込み」です。どんなに悩んで応募しても、そもそも年齢で弾かれていたら見られる事すらないんです。。

10社に1社、面接の連絡が来れば良い方という感覚でいいと思います。あとは、面接依頼が来たら、内容を吟味して、やっぱダメなら面接自体すればいいだけです。採用側の立場でご経験ある方も多いと思いますが、辞退なんてザラでしょうから、何にも気にしなくてOKでしょう。

面接練習も含めて面接へ行こう

1日10社ぐらい応募していけば、個人差はあるはずですが、そのうち1件ぐらいは書類選考に通過すると思いますので、毎日応募応募を続けていきます。1時間に2~3社応募出来たとしても、10社応募するには結構1日がかりです。1日10社募集するのも結構大変でした。書類選考通過については、私の場合はたぶん1割前後だったと思います。

応募活動を始めて数日経つと、返事も次々に返ってくるでしょう。その中で面接の案内があれば、とりあえず行ってみるのがいいと思います。このブログを読んでいる元経営者の方であれば、何せ面接なんてもう何十年ぶりとかの人が多いでしょう。

さらに、弁護士介入以降は、そもそも他人とのコミュニケーション自体が急激に減っているはずですので、話す事自体のリハビリも含めて、面接に行くのがいいと思います。

行くとなると「自己紹介」や「経歴紹介」なども整理しておく必要もありますし、想定される質問もある程度考えておき、答えられるようにしておく必要もあります。「倒産の原因は何だったんですか?」とかは良く聞かれました。

この辺りの回答準備、回答練習だけでも、1日、2日ぐらいかけてもいいと思います。あとは実際に面接に行ってみて、「あーここはやっぱ違う言い方の方が良かったな」とか思うところは沢山出てきますので、それらを修正していきながら仕上げていくイメージです。

元経営者の場合に面接で聞かれる事(例)

参考までに、実際に私が色々面接を受け、多く聞かれた事を書いておきます。

 ・倒産した原因は?
 ・社員は何名ぐらいでしたか?
 ・どのようなマネジメントをされてましたか?
 ・社長から「いち社員」になりあすが、抵抗はないですか?
 ・自分より若い上司でも大丈夫ですか?

など、聞かれる頻度が多かったです。特に「今までは命令する立場だった」のが「命令される立場」になった時に、素直に指示を聞けるか?みたいなところは、聞き方はここまでストレートではないですが、良く聞かれました。採用する側からしても気になるのでしょう。

管理職チャレンジについて

各自の経歴にもよりますが、今までの社長、経営者の経験を活かし、管理職へのチャレンジもいいと思います。

具体的には、ビズリーチなどへ登録すると、年収1,000万クラスの求人が沢山あります。ビズリーチ自体への登録の壁(一定の審査基準をクリアしている必要があり)もありますが、もしも登録出来たら、チャレンジするのもいいと思います。

他にも、転職エージェントを通じて役職待遇の求人へ応募するのもいいと思います。ただし、いずれもハードルは高いです。「事業部長クラス」募集など、そういった求人案件ですので、基本採用枠は1人ですし、最後は社長面接です。

私もそのような求人へ応募し、筆記、1次、2次、そして最終社長面接にも2回進むことが出来ました。いずれも従業員1,000人規模の会社の「役員候補」「後継者候補」みたいな求人でした。その下の「部長候補」や「事業責任者候補」なども含めると5回ぐらいありましたが、残念ながら社長面接で弾かれました。

社長面接が難関です。元経営者というのは、採用担当からは一目置かれるのかもしれませんが、社長から見るとなかなか採用しずらいのかもしれませんね。

ちなみに、一般サイト(エンジャパンやリクナビなど)にも、「事業部長候補」や「未来の役員候補」みたいな求人は沢山ありますが、ただそう書いてあるだけで、実際には一般社員で入社して、実績が良ければ昇進できる可能性があるよ的なものが多いです。これは気を付けましょう。私は1回騙されました。すぐ辞めましたが。

一方、転職エージェントからの求人は、いわゆる一般求人サイトには出ていないもので、企業から直接依頼を受けてスカウトしたり、良い人材を探しているようなイメージです。ハードルは高いですが、内容は良いものが多いです。

継続は力なり

話がだいぶ長くなりましたが、「応募」「面接」をひたすらこなしていく感じです。あとは応募した会社名ぐらいはリスト化しておいた方が良いと思います。訳が分からなくなりますので。と、あとは重複して応募してしまうのも防げます。同じ会社の求人が複数のサイトに出ていたりもするので。

ついでに、毎日何件募集して、何件結果が返ってきて、面接が何件決まって、などもリスト化しておくと、1週間、2週間続けたときに参考になってくると思います。

何社不採用になったとしても、採用してくれる会社が1社あればOKですので、その1社を見つけるイメージです。1社目で採用になるかもしれませんし、50社目、100社目かもしれませんが、必ず見つかるはずと思います。

応募する業界・業種

最後になりましたが、業界だったり、業務内容的には、やはり相手も「即戦力」として採用するのが基本ですので、全く未経験の分野よりも、ご自身の経験や知識を活かせる分野から攻めた方がいいと思います。当たり前な事ではありますが。。。

ちなみに私は、全くの違う分野も応募していました。いわゆるマネジメントにはそれなりの自信がありましたので、「知識に関しては入社後3カ月あれば覚えます」と面接では言い切り、それよりも今までのマネジメント経験、営業スキル、パソコンスキル、仕事スキルをアピールして、実際に内定ももらえました。

なお、会社規模に関してですが、営業職であれば大手でいくらでも採用チャンスはあります。ただし実力主義ですので、数字が取れなければ給与も安いでしょう。中小企業、ベンチャー企業であれば、基本的に代表者が決裁権を持ってますので、社長面接まで進めば、あとは社長との相性で決まります。私も2社ほど内定もらいました。

かなり長い内容になってしまいましたので、この辺で失礼いたします。さらに質問などありましたら、お気軽に直接お問合せください。